家の顔になる、エントランス(建物の入り口)を外構で造作し、家との一体感が生まれるように設計。着工前は家がむき出しの状態。シンプルな建物なので華美な装飾はせず玄関ドア右側の窓の無い余白になっている外壁部分をどう生かしていくか。電柱の支線の存在をどう隠していくかも課題です。「リクシル プラスGルーフ+板張り天井材」でエントランスの屋根を造り立体的に右の余白を埋めていきます。正面には門壁を配置し、クローズ感と重厚感を演出。ポストは後ろ取り出しで雨の日も濡れずに郵便物が確認できるように考慮。凹凸感のあるタイルで施主様の好みの表現と高級感を演出しました。縦格子は「リクシル プログコートフェンスM1型」抜け感を出すことで門壁の圧迫感の軽減と電柱の支線を隠す役割も。テーマはブラック&水平基調。ブラックのアルミ材は多様しても重くなりやすいので、要所要所で引き締めるためにポイントで使いました。ライティングは「リクシル 美彩シリーズ」ダウンライト3か所でエントランスを照らし防犯性、歩行安全性、意匠性を担います。縦格子フェンスから浮き出る影も夜の演出のポイント。階段蹴上げ部分はオーバーハングさせて凹んだ部分LEDを仕込み、浮遊感のある階段に。こちらの角度からみると奥行きがありホテルの回廊のような雰囲気を感じます。昼と夜で建物の空気感まで変わるライティング。コスパも良いのでぜひ取り入れてみませんか?